SNSなどを通したウェブ上での発信は誰か特定の個人よりも、その場に対して投稿される傾向にあり、故に一方方向性が高く誰に確実にその言葉が届いているのかもわからない状態であるように感じています。また、その場に投稿された言葉はいずれ他の投稿に流されて、意図的に検索や遡ることがなければ、人の目に届かない状態になっていくものであります。
データとして存在し続けるけれども、どこかあてのない状態と化すインターネット上の言葉の所在のなさに焦点をあて、印刷したものが消えていく機構を通して表現した作品です。
言葉の所在