webカメラ、紙立体、webサイト、youtubeライブ配信
《氷山の一角》は《Translucent Objects》の端緒となった作品にあたります。本来のモノを見れば簡単に違いがわかる情報を、インターネットを介してメディア越しに見ることによって、判断できなくなることを示した作品です。鑑賞者は、webサイト上で、ライブ配信される合成された動画と、中央に表示された2つのモチーフが並んだ写真と、見ることを問いかけるテキストを鑑賞します。
近年問題とされるSNS上でのデマ情報の投稿は、その信憑性を判断する際に、メディアによってもたらされるモノやコトを、実際と比較して確認することができないことに着目し、画像や動画といった、インターネットの視覚情報を見ることについて、アプローチする手法のひとつとして、カメラを通してモノを扱い、その変化を提示する手法を見出しました。
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